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門前町原地区集会所

所在地 /輪島市門前町原地区地内

竣工年 /2002年

延床面積/108.14㎡

構造規模/木造 平屋建

 

 原地区は門前町の中で、最も雪の深い山あいの集落です。敷地は県道穴水・門前線と町道貝吹線の交差点に位置し、付近の集落の集会に使用することを主目的とします。
 地場産の杉、档材をふんだんに使用し、瓦葺きの勾配屋根と下見板張りによる外壁で、集落の風景にとけ込むよう意図しています。また、杉の柱で外観にリズムを与えたり、間伐材の杉丸太をフェンス状に立て道路側の見え方を特徴づけています。
 玄関へのアプローチは駐車場からスロープで上がり、身障者に配慮すると共に、内部と外部をつなぐ中間的な土間空間を設けています。軸組は単純な構成として、視覚的に構造体を認識しやすくしています。材料で間伐材、外部塗装に廃油を、外構に廃材の瓦を砕いた砂利を使うなど、資源の有効活用や、再利用を試みています。

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